菊葉荘の幽霊たち (ハルキ文庫)

菊葉荘の幽霊たち (ハルキ文庫)

友人・吉元の家探しを手伝いはじめた゛わたし"。吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。住人を追い出そうと考えた二人だが、六人の住人は知れば知るほどとらえどころのない不思議な人間たちばかり。・・・

六人も変だけど、吉元とわたしだって変だ。吉元とわたしの方が変だ。
ここにはヤス子という、たぶん普通であろう大学生も出てくるが、変だらけの中に出てくるヤス子が逆に変わった子に映る。

何がしたいのか結局最後まで読んでもよくわからないが、まぁ何もすることがないんだろう。
面白い小説でした。